2012年9月24日月曜日

越前和紙の正月支度~山次製紙所さん~


何でも、作る工程を見るのは好きです。
自分には出来ないこと・したことのない事を見ると
とても感動してしまいます。

今回は、山次製紙所さんにお邪魔しました。
工程は同じでも、道具、配置、ひと、
各製紙所それぞれに個性があります。


お正月用の色紙を漉いておられました。




こりゃ本気で邪魔してるな、わたし・・・という雰囲気の中、(仕事中なの、当たり前ですね)
お二人の手元をのぞくと、


 
なんだかダイナミックな絵柄です
金色がたくさん使われていて、
ゴージャス感があります。
 
この金型に付ける和紙の原料にも
ひと工夫あるんですよ。
長い繊維を使うか、短い繊維を使うかによって、
仕上がる感じが全然違います。
深いですね~ 工芸ですね~
 
 


山次さんのは黒い色紙なんですね




ちょっと見づらいんですが、こんな感じに仕上がるそうです
黒っていうのもカッコいいですね
 
 
受注されたものなので、どこそこで販売しています、とは
言えないんですが、どこかでこの絵の色紙を見かけたら、
それは、山次さんで漉かれた色紙です。
 
また、山次さんの透かし漉き合わせという和紙はすごいですよ。
パピルス館に展示されてるんですが、
 
お手持ちの写真からこんなの作れちゃうんです!
透かしなんで、ロールカーテン的なものですね。
ほかにも面白いはがき、あるんですよ。

 
 


作業を見ていて、
和紙職人に「何を言ってるんだ」と
思われそうなことで、びっくりしたこと。
それは、黒い色紙なのでまず土台(?)
に黒い和紙を漉きます。
 
その時下に流れている水が、透明なのです。
黒い原料を流すから、足元まっくろけかと思ったのですが、
 
 
 
透明な水しか出てないんです
 
 
 
なぜか??
これは繊維の問題で、和紙だからっていう答えにしかならないんですが、
なんだか不思議な光景だなあと思ってしまいました。

 
最後に

隣で、ラベルを漉いてらした

 
青木里菜さんの笑顔をパチリして
山次さんを後にしました。
(青木さん、突然撮らせていただいて大変失礼しました。なのにこの素敵な笑顔・・・
  本当にありがとうございます!)
 
 
 
 
 
 
お忙しい中、ありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今立って味真野って白山ってとこを知ってもらいたくて
へたくそながら書いています。ポチッとしてしてみてくださいね
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ
にほんブログ村


 にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 越前情報へ
にほんブログ村


 にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村






.
 
 

2012年9月19日水曜日

越前和紙の正月支度~やなせ和紙さん~





まだまだ残暑厳しいですが、やなせ和紙さんに
お邪魔してきました。

こちら、一体何してるんだと思います?
(製紙所で何してるんだもないんですが・・・)




和紙の原料を四角い型に流し込み・・・
四角く象った和紙を漉きます。
 
 
隣では黒い布?に金型を乗せて・・・
 
 
(姉川さん)    (奥野さん)   (山本さん) 
染色された和紙の原料(各色が容器に入ってる)を
金型の中に流し込みます。
 
色を付けてるの・・?
 
 
 
 
で、金型を取ってみると・・
 
うわ
 
 
なんか綺麗なんですけどー
なんだろーか・・・?何の絵なんでしょう?

 
 


で、先ほどの四角い型で作っていた白い和紙の上に乗せてめくると・・・
 
 


あらー、これは
 


金箔を体に付けた白蛇が梅の木に巻き付いています。
縁起がよろしいじゃーありませんか!
 


お正月用の干支の色紙を
漉いていたんですねー。
1日70~75枚漉くそうです。
 
 梅の花びらの濃淡や枝の色使い。
あの金型の上からよく色づけできるなあ。。。
「すごいんですけどー!」って騒ぐ私に
姉川さん 奥野さん 山本さんは苦笑いされてました。
プロの前で「なんでそんなことできるんですかー」と
聞いてりゃ、そらそういう反応になりますね。

 
男性が漉く漉場もありますが、越前和紙は、女性が漉く漉場が多いです。
 
ちなみに、山本さんは北海道出身の24歳。若い!
京都の大学を経て、和紙職人を志しこの大滝へ来られたそうです。
こんな若いお姉ちゃんが(言い方が悪い)和紙職人に!!
北海道ですよ!? 三丁目の夕日のろくちゃんもびっくりの
遠い土地から和紙を漉きたいと。
 
びっくりしている私の前で、淡々と作業をこなす山本さんを
尊敬のまなざしで見つめさせていただきました。
和紙職人という道を選んでくれてありがとう、これからもよろしくです。
 
 
すぐ感動してしまう体質なので、他にも見てみたくなり
やなせ和紙さんの商品があるパピルス館に行ってきました。
 
 
 
面白い、ゆるキャラのきくりんとのコラボ
「和紙っこ」

 
 
とか
 
 
紙にせず繊維のまま象った製品 ←玄関先やキッチンにいいかも♪
 
とか
 
 秋を感じさせる
硝子に貼る「和紙っこ」
冷蔵庫・鏡・タイルにも貼れます。
繰り返し使えるんで、エコですねー
前にお伝えしたことありますが、簡単には剥がれないです
(前回の商工会ブログ



和紙っこじゃないんですが、
和紙をこんなふうにガラスに貼るのも
おしゃれだなあーと思いました。

 




やなせ和紙さん、ありがとうございました。







 
今立って味真野って白山ってとこを知ってもらいたくて
へたくそながら書いています。ポチッとしてしてみてくださいね
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ
にほんブログ村


 にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 越前情報へ
にほんブログ村


 にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村






.
 
 

2012年9月14日金曜日

越前市でおひつ膳をいただく 食喜もめん


越前市蔵の辻にあった『食喜 もめん』さん。

旧今立町に移転されて営業されています。
蔵の辻にお店があった頃から行きたいなーとは
思っていたのですが、私の願いが通じたんですね、
お近くなりました。


ご自宅を解放してらっしゃるので、民家の間にあり、
ちょっと場所がわかりづらいかもしれませんが、
お店の前の道路は国道417号で、池田町へ続く道沿いにあります。


詳しい場所・情報は食喜もめんHP←こちら
 
 


お昼のおひつ膳です。


 
 
 
畳の部屋とテーブル席があり
 
 
 
まず黒ゴマ羊羹からいただきます
 
 
 


水ようかんといった感じで
ごま風味が口の中いっぱいに広がりながらも
あっさりとした味わいで、また食べたいです。
お持ち帰りとかないのかな・・・


豚しゃぶサラダに見えるでしょ?


でも豚肉じゃないんです。
豚肉に似せた大豆なんです。
口に入れるまでわかんなかった。

お肉が苦手だといわれるお客様が多いということで
いろいろ考え手間暇かけて豚肉もどき作ったそうです。
ドレッシングも意外な食材を使ったり、工夫の一品です。
けっこうボリュームあって美味しかったです。




薄味なんだけど、しっかりと味のしみ込んだ煮物です。




さけ
ちりめん山椒
へしこ
 
 
おひつに入ったご飯に具をのせて
(3種類から選べます)
 
 
 
 
久しぶりにおひつに入ったご飯を食べました。
炊いたお米を入れるもの。日本人ならこれですよ!
 
見栄えもいいですが、ご飯の水分は残しつつ
いらぬ水分は蒸発させるので、ご飯の味がすごくよくわかります。
(そういえば、昔はカッチカチのご飯を食べた記憶ないな・・・)
 
 
ネットで見たら、おひつ推進派って結構いらっしゃるんですね。
 
実家で食べてる雰囲気抜群のお店で、(だって家だから)
お子様連れでもいいんじゃないでしょうか。
子供メニューは相談すれば、考えてくれるかもかもです。(多分)
 
 
もめんさんは夜も営業されていて、
魚・野菜中心のコース3,000円
お肉がメニューに加わると3,500円~
 
 
お昼でもアルコールは希望される方お出しできますとのこと。
 
 
「心をこめて、愛情込めておつくりしてるんです」
と、つやっつやのほっぺで楽しそうに語っていた店主のナナエさんでした。
 
ごちそうさまでした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今立って味真野って白山ってとこを知ってもらいたくて
へたくそながら書いています。ポチッとしてしてみてくださいね
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ
にほんブログ村


 にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 越前情報へ
にほんブログ村


 にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村






.
 
 

2012年9月11日火曜日

丹南産業フェア  の告知


今週の3連休 15(日)~17日(日)に
サンドーム福井で開催される丹南産業フェア2012


越前市商工会管内からは13の企業が出展されます。




この画像は、先月開催された おもしろフェスタの模様です。

 
 
今回も、福井県伝統工芸士会連合会出展します。
 
 

絵葉書サイズの和紙を漉く体験





ろくろ体験
 
他に男の子には木工が人気でした。


 
女の子には、今立繊維産業協会の手織体験がいいかも。
 
 
 
来て、見て、遊んで!  と言いたいですが、
いろんな知識を得に来る、子供たちに見せるという感覚で
来場されてもいいと思います。
 
まず自分が住んでいる丹南地区で、これだけの大きい企業があり
そして素晴らしい技術を持った企業があるということ。
またその会社で作られているモノが、いかに優れているかということを
知ってほしいと思います。
 
 
屋外には小さいお子様も楽しめる はたらくくるま・ミニ電車コーナーや
美味しい食コーナーもありますので、ぜひご来場ください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今立って味真野って白山ってとこを知ってもらいたくて
へたくそながら書いています。ポチッとしてしてみてくださいね
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ
にほんブログ村


 にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 越前情報へ
にほんブログ村


 にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村






.
 
 

2012年9月7日金曜日

丹南産業フェア2012は今度の三連休です


工作の時間です。


といっても遊びじゃないんです。

9月15日(土)~17(日)に開催される
丹南産業フェア2012 IN サンドーム福井
で、ドーム内のセンターに配置される展示物を
創作しているのです。





 



コウノトリが舞う里地里山ゾーンと名付けられたスペースに展示されます。



コウノトリも居場所を作られるのを今か今かと待っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
繋ぎ合わせたとき、どんな白山の里山風景がみられるんでしょう。
 
 
よく見ればコウノトリが棲息するのに重要なカギとなる動植物がたくさんいます。
 
 
これらは全て越前和紙で作られているんですって!!
 
紙で作られるものは同じように思えますが、
見れば同じじゃないことが分かります。
柔らかさというか雰囲気というか、違うんですよね。
 
命あるものを物質で表現すると、どうしても殺伐としたものができるんですが、
和紙はふところにあるあったか~いものを思い出させる、
ちょっと言い方オーバーかもしれませんが、そういったものができます。
 
里地里山への想いを込めて一生懸命作った大人の工作、
当日ぜひ会場にいらして見てみてくださいね。
 
 
 
 
今立って味真野って白山ってとこを知ってもらいたくて
へたくそながら書いています。ポチッとしてしてみてくださいね
↓ ↓ ↓ ↓ ↓

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログへ
にほんブログ村


 にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 越前情報へ
にほんブログ村


 にほんブログ村 グルメブログへ
にほんブログ村






.