こちらでは漉き桁(すきげた)をはじめとする紙漉き道具や障子などの建具を製造されています。
紙漉き業者の多い旧今立地区ですが、現在漉き桁を製造出来るのは吉田屋さんのみ!
ここまでで釘は一本も使われていません。
木枠の角にカンナを当てます。
すーぅっすーぅっと気持ちよく削られてゆきます。
「この方が持ちやすいやろ?」と実さん。
60年間使い手の立場でものづくりをされているからこその自然な一言。
よくすり減るところには銅版で補強もします。長持ちのポイントがここに。
奥に見えるのがお孫さん。吉田屋さんは父・息子・孫が三代揃う工房です。
やっぱり働く実さんの背中がかっこよかったのでしょう!
もちろん笑顔も最高です!
越前の手漉き和紙を支える 吉田屋指物さん。これからもよろしくお願いします!