2013年6月14日金曜日

㈱オプチカルイイジマ『越前めがねの里』さんを訪問しました!

㈱オプチカルイイジマ『越前めがねの里』さんを訪問しました!
こちらでは製造販売から工場見学まで、オープンスタイルでいつでも対応してくださいます。


まずはめがねについてのお勉強。
珍しいアンティークのめがねや、今では入手困難な鼈甲のめがねまで、歴史もわかります。


そして工場見学へ。
めがね造りの工程は約250にも及ぶそうで、分業の形がとられています。
こちらでは熟練した手さばきで次々とめがねを組み立てておられました。

こちらがこだわりの形状記憶合金(超弾性)のフレーム!ぐにゃりと曲げても折れません。

さて、こちらが大人気のめがね直売コーナー!
フレームの各部品の素材まで、すべて国産のイイジマブランドが低価格でずらり!!
コンピューターで検眼&テストレンズもしっかりしてくれます。
 
 
およそ10~20分で自分にぴったりのめがねが完成します。
もちろんアフターサービスもばっちりです!
 
県外や海外からもお客様がいらっしゃるそうで、年中賑わう越前めがねの里さんでした。
 
この看板が目印です!
 
 

2013年6月6日木曜日

福田紙加工所さんを訪問しました!

越前市大滝町の福田紙加工所さんを訪問しました。
大滝町は越前和紙の製造で有名ですが、
福田さんはその和紙にしわ加工を施す職人さんです。

今回見学させていただいたのは、ふすま紙の加工作業。
これでも大きいですが、この2倍くらいの大きさの場合もあるそうです。

横から見るとバームクーヘンのようです。


しっかり広げます。


天然の布海苔(ふのり)と雲母(きら)

この布海苔を煮出して不純物を取り除き、雲母と混ぜ合わせます。「ぎら」と呼ばれています。

これを塗って、
 すくって、
吊るします。
一枚一枚手際よく、リズムよく、軽やかに繰り返されるこの作業、
実はかなりの難易度なのです。

ぎらをまんべんなく塗るのも、左右のバランスを取りながら棒ですくい上げるのも、
隣とくっつかないように吊るし並べるのも至難の技。
そしてもちろん体力もいります!

和紙が整然と吊るされている光景はなんとも美しい。。。
もみ作業に入る前に、このまま一日乾かします。

 

そして、乾きました。

これを一枚取って、丸めます。




そして、広げます。

 
揉みます。
 

広げます。

揉みます。

この作業を繰り返します。手がもうそろそろと感じるまで、だそうです。

手際よく積まれていった作業後の和紙。

つるっとした表面に、やさしい丸みのあるしわがつきました。
ぎらを塗って表面についた光沢が、しわの凸の部分だけはがれて、コントラストが美しく表れます。

今回は白無地の和紙でしたが、このような市松柄の場合もあります。


揉まれた和紙は、このあと裏打ちをされて出荷されていきます。


福田さんは嫁いで来てからこの仕事を始められて、今では手もみ歴34年だそうです!

「しわを見ればうちから出たものか、そうでないかはわかる。
しわには名前が書いてある、と先代から言われていました。」

技だけでなく心も代々受け継がれているのでした。