山川さんでは主にお酒のラベルや和菓子の包装に使われる装飾和紙を手漉きで製造しておられます。
染められたり、あく抜きされたりして、原料の楮の色に変化が付けられています。
これらが液に投入されます。どんなふうに混ざり合うのか楽しみです!
この木枠に、簀「す」(紙漉き専用の簾)を置き、固定させて紙漉き開始です!
向こうから手前に向かってざばっと。揺らして液を均等に。手際が良いので見逃すところですが、結構な重さになっているはず。
たくましい腕の筋肉を見れば分かります。
漉きたての状態。まだ紙というよりとろろ昆布のような状態です。
綿100%の布を敷き、
水を
たっぷりかけたら、手前から慎重に漉きたての紙をその上に寝かせます。
そして、簀だけはがしてゆきます。気持ちよくはがれます。
この簀をちょっと持たせていただきましたが、片手ではぷるぷるするほどの重さ。
20枚を休みなく漉き続けて、重ねてゆきます。
そして脱水。
脱水後、まだ湿っている状態。綿100%の布は綺麗にはがれます。
一枚一枚高温の鉄板に広げて乾燥させ、
手漉き和紙の完成です!高級感があって、おしゃれでかっこいい和紙です!
この段階ではこの和紙が何に使われるのかは分からないそうですが、
これからお酒のラベルや和菓子の箱に注目してしまいそうです。
息の合った作業が印象的な山川製紙所の皆様ありがとうございました。