福井県越前市国中町で毎年2月17日に開催される
『惣田正月十七日講』(ごぼう講)
を取材させていただきました。
今年で313回目となるごぼう講。
江戸時代中期、貢租の重圧をはねのけ、
村の団結強化を図るため
ゴボウ中心の直会料理による宮座が
営まれるようになったのだそうです。
村の団結強化を図るため
ゴボウ中心の直会料理による宮座が
営まれるようになったのだそうです。
講の宿は毎年持ち回りで順次当番となっており
今年は冨田さんのお宅で行われました。
今年は冨田さんのお宅で行われました。
前日の早朝から冨田さんのお宅に親族、
近隣の方々が手伝いに集まり
近隣の方々が手伝いに集まり
ゴボウ料理の準備をされていました。
ゴボウ料理は男性だけで作られます。
ゴボウ料理は男性だけで作られます。
まずは300キロのゴボウを洗って皮をむき
ぬかでアクを抜き
大窯で茹がきます
茹であがった熱いゴボウをすりこ木で叩きます
ゴボウを手で裂き
調味した味噌であえて
(味噌は粟田部町のかせや味噌さん)
重石をした樽の中で一晩寝かせます。
そしてごぼう講当日・・・
神事は厳かに行われました。
国中名物「ごぼう太鼓」
その後・・
直行(なおらい)では四品の料理が
お膳に並びます。
◇五号物相飯(もっそうめし)
◇たたきゴボウ(味噌和えゴボウ)
◇丸揚げゴボウ(半切りたくあん二本の上にゴボウ二本)
◇下駄割大根の煮付と焼豆腐一丁
伝統をつないでいくのは大変なことですね・・・。
貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
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