2017年2月20日月曜日

 
福井県越前市国中町で毎年2月17日に開催される
『惣田正月十七日講』(ごぼう講)
を取材させていただきました。
 
今年で313回目となるごぼう講。
 
江戸時代中期、貢租の重圧をはねのけ、
村の団結強化を図るため
ゴボウ中心の直会料理による宮座が
営まれるようになったのだそうです。
 



講の宿は毎年持ち回りで順次当番となっており
今年は冨田さんのお宅で行われました。
 
前日の早朝から冨田さんのお宅に親族、
近隣の方々が手伝いに集まり
ゴボウ料理の準備をされていました。


ゴボウ料理は男性だけで作られます。
 
まずは300キロのゴボウを洗って皮をむき
 
 
ぬかでアクを抜き
 
 
大窯で茹がきます
 
 
茹であがった熱いゴボウをすりこ木で叩きます
 
 
ゴボウを手で裂き
 
 
調味した味噌であえて
(味噌は粟田部町のかせや味噌さん)
重石をした樽の中で一晩寝かせます。
 
 
 
 
 
 
 
 
そしてごぼう講当日・・・
 
 
 
神事は厳かに行われました。
 
 
国中名物「ごぼう太鼓」
その後・・
 
 
直行(なおらい)では四品の料理が
お膳に並びます。
 
 

       ◇五号物相飯(もっそうめし)
       ◇たたきゴボウ(味噌和えゴボウ)
       ◇丸揚げゴボウ(半切りたくあん二本の上にゴボウ二本)
       ◇下駄割大根の煮付と焼豆腐一丁
 
伝統をつないでいくのは大変なことですね・・・。
貴重な体験をさせていただきありがとうございました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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